お米が買えず、心配を棚上げしたら起きたこと ~ 米騒動1

2024年9月15日日曜日

引き寄せ(想定)の法則 日々のできごと





地デジ化の時に古いブラウン管テレビを処分して
以降、テレビを置いてない私。


見ようと思えばネットでニュースも見ることができる現代だけれど、

最近は自然と、
必要最低限の情報だけしか見なくなりました。



そんな状態だったので、先月
お米が切れてスーパーに買い物に行くまで、

お米の流通がおかしくなっていることを、
全然知らなかったんです。


行きつけのスーパーに行ったら、お米の売り場がなくなっていて、
移動したんだなと思ったけど、見当たらない。


ちょっと次のお店へ急いでいたので、
そこでは探さずに移動。

次のお店で空っぽの棚を見て、ようやく事態を理解しました。


びっくりしたなあ・・・。


6月頃、お米も値上がりし始めたなとは思っていたんだけど、

まさか店頭から消えるような状況が出来するとは。




お皿の上に並んだおいしそうな3色おむすびとたくあん
※今日の記事の画像はすべて無料素材です




精米してから時間が経たないものを食べたくて、
いつも切れてから次のお米を買っていたため、

家にはもうその日炊いたお米しかない状態。


ネットで探しても、どのお米屋さんでも品切れ。
フリマサイトで出ているのは2倍以上の値段。

2倍どころか、5㎏ 6,000円 だなんて、

笑っちゃうような値段で転売ヤーが跋扈していました。



う~ん、これからしばらくどうしよう。

小麦をたくさん食べると胃腸の調子が悪くなることを実感し、

やっと大好きな麺類を減らしたところなのに、
また小麦を増やすのは気が進まないなあ、

でもこの狂気のような価格高騰騒ぎに参加して、
助長の一端を担うのも絶対嫌だし・・・


と、ちょっと暗い気分になりましたが、

ま、なんとかなるでしょ、新米の季節も近いし、
必要なものは必ず手に入ることになってるんだしね、

と、一旦心配したり思考することをやめてみました。


‥✼‥┈┈‥✼‥


これはあらゆることを自力で考えようとしてしまう脳の癖を、

「心配事、自力でどうしようもないことや望まないことを、深く考えないで一旦放置する」

ということができるようになるよう、
長年かかって努力した結果、

最近ようやくできるようになったことです。


もんのすごく時間がかかりましたし、
まだまだ習得の途中ですが。




屋外の光の中の閉じられた本と一輪の野の花




数日後、もうしばらく見ないつもりだったのに、
ふと気になってもう一度見たフリマサイトで、

んっ? 見間違いかな?
と見直すくらい安いお米が、1件だけ出ていたんです。


ご実家が農家で、
玄米のまま冷蔵保存しているお米を送ってくれるので、

受け取ってしばらくの分を精米し、
その一部を出品した、というものでした。



狂気のような高値の出品が並ぶ中で、

スーパーで普段購入していたお米の値段に、
宅急便送料が加わった程度の値段です。

説明文も、とても信頼できるものでした。



すぐ購入手続きをしたところ、
翌日すぐに発送してくれて、

翌々日にはきれいな米袋に入ったお米が届きました。




段ボールで届いた5㎏の米袋と稲の穂
※今日の記事の画像はすべて無料素材です




粒の大きい、綺麗なぴかぴかの奈良のお米でした。
すぐに炊いて食べましたが、とってもおいしかった。

出品者さんにも感謝の気持ちを伝え、
とても心あたたまるやりとりになりました。


お米を購入して、あんなにほっとして嬉しかったのは、
きっと後にも先にも、あれが最初で最後だと思います。


‥✼‥┈┈‥✼‥



そして今月も、そろそろそのお米が切れる時期に。

9月に入れば新米も出始めるし、
事情が変わるだろうと思っていたのに、

世間を見るに、まだお米の流通が正常化していないみたい…


う~ん、ま、様子を見ようか。


と思っていたら、ネットで本を探していた時、

あれ、また一件だけ、
前回より更に安値のお米、しかも新米が出ている・・・!



見間違いかとまた見直しましたが、
今回も、毎年ご親戚が作った新米が届くという人の出品でした。


前日ご自宅に新米が届いてすぐ、
ご家族で当面食べる分を精米し、

まだお米が足りなくて困っている人がいるようなので、
少しですが家のゆとり分を、と、

ポリ袋いっぱいに詰めた6㎏を、
5㎏でも安めの値段で出品してくれていました。



即購入したところ、
翌日すぐに発送してくれて、翌々日(9/13)到着。




小さな竹の笊に盛ったきれいな精米と稲の穂




まだ先月のお米が少し残っていたけれど、
せっかくの精米したての徳島の新米。

すぐに炊いて食べました。


先月の奈良のお米は粒が大きく、

粘り気はあっさりめで噛み応えがあり、
でも甘くてしっかりしたおいしさ。


今回の徳島のお米はそれより小粒で、
もちもち度が高く、新米だけにやわらかめ。

これもまたあまくておいしい♡

ああ日本人に生まれて嬉しい♪(笑)



何より、どちらの出品者とのやり取りもとても心地良く、

どんなにパニックに巻き込まれる人が世間に多くても、
ちゃんとこうしてしっかり自分を保っている人もいる、

大丈夫、捨てたもんじゃない、と改めて実感しました。



どちらの人も、世間の混乱に乗じてちょっと稼ごうという発想は、微塵もなかった。

それどころか、
送料やサイトの手数料を引いたら、

従来スーパーで売られていた値段より低い金額しか入らない。


むしろ仕事の合間に写真を撮ったり、
説明文を書いて登録したり、

購入者とのやりとりや梱包、発送など、
手間暇がかかるだけ。


お小遣い程度の稼ぎにもならないどころか、
時間と労力がかかって面倒なだけなのに、

後者(今月)の出品者さんなんて、
食べ盛りの10代のお子さんがいるのに、出品してくれたそう。


有難いなあ。
お米も、そんな人たちがいることを実感できたことも。




実って重くなった頭を垂れる稲穂と夏の青空




そして更にもうひとつ、
私にとっては今回初めて知った、意外な良いことがありました。

あと少しだけど、書ききれないので
ちょっと次回に続きます。





◇続きアップしました!
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